1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

アルゼンチン国債・通貨に売り、22日の大統領選に警戒感

ロイター / 2023年10月4日 10時23分

Walter Bianchi Jorge Otaola

[ブエノスアイレス 3日 ロイター] - アルゼンチン金融市場では22日の大統領選で最有力候補のリバタリアン(自由至上主義)経済学者が当選した場合の不確実性を映し、国債価格が下落し、通貨ペソは闇市場で1ドル=800ペソの最安値を付けている。

国内投資ファンド「ファンドコープ」のエコノミストは「投資家によるヘッジ」でペソと債券が売られていると指摘。選挙に向けた取引は懸念に支配されているとした。

8月の予備選で予想外にトップに踊り出た独立系のリバタリアン経済学者、ハビエル・ミレイ氏は世論調査で支持率首位を走る。大幅な歳出削減や経済のドル化など、市場寄りの公約を掲げるが、未知数な存在でもある。同氏は中央銀行の閉鎖も求めている。

主な対抗馬は与党候補のセルヒオ・マサ経済相氏と中道右派パトリシア・ブルリッチ元治安相となっている。

当選には得票率45%を獲得するか、得票率40%で2位に10ポイントの差をつける必要がある。決まらなければ11月19日の決選投票に進む。

店頭取引で売買される国債は過去の債務不履行(デフォルト)や債務再編の影響で既に価格が大きく目減りしているが、先週は10%余り急落。投資家は選挙後に再度通貨切り下げが行われると見込んでいる。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください