カナダ中銀が利下げ、3会合連続 大幅追加利下げの可能性示唆
ロイター / 2024年9月5日 1時58分
Promit Mukherjee David Ljunggren
[オタワ 4日 ロイター] - カナダ銀行(BOC、中央銀行)は4日、政策金利を0.25%ポイント引き下げ、4.25%とした。利下げは3会合連続。マックレム総裁は、予想より弱い成長によりインフレ率が急速に低下する可能性があると懸念を表明。今後必要に応じ、大幅な利下げを行う可能性があるという認識を示した。
マックレム総裁は「経済が減速し過ぎてインフレ率が下がり過ぎるリスクに一層警戒する必要がある。われわれはインフレが目標を上回ることと同じくらい、目標を下回ることも懸念している」と述べた。
7月のインフレ率は40カ月ぶりの低水準となる2.5%に低下したが、それでもカナダ銀行の目標である2.0%を上回っている。しかし、経済は6週間前にカナダ銀行が予測していたよりも減速しているようだ。
7月下旬、カナダ銀行は第3四半期の成長率を前年比2.8%と予測していた。マックレム総裁は、6月と7月の経済指標から見てその達成が危ぶまれているとした。
さらに、今後発表されるデータを評価し、必要に応じ「より大きな措置を講じる用意がある」と述べ、経済が予想以上に弱まれば、より大幅な利下げもあり得ることを示唆した。
金融市場は、10月に0.25%ポイントの追加利下げが実施される確率を93%と見込み、12月利下げの確率を完全に織り込んでいる。
一部のエコノミストは、同中銀が10月か12月に0.50%ポイントの利下げに踏み切る可能性があると予想する。
デジャルダン・グループのマクロ戦略責任者ロイス・メンデス氏は
「7月時点の当局者による成長加速予想に反し、経済成長はむしろ減速しているため、中銀は景気回復を促すために10月に0.25%ポイントでなく、0.50%ポイントの利下げを余儀なくされるリスクがある」という見方を示した。
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