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ハリス氏、キャピタルゲイン税率引き上げ幅の縮小提案

ロイター / 2024年9月5日 7時31分

 9月4日、米大統領選の民主党候補、ハリス副大統領は、キャピタルゲイン税率の引き上げについて、来年度予算でバイデン大統領が示した幅より小さくすることを提案した。ペンシルベニア州ピッツバーグで2日撮影(2024年 ロイター/Elizabeth Frantz)

[ノースハンプトン(米ニューハンプシャー州) 4日 ロイター] - 米大統領選の民主党候補、ハリス副大統領は4日、キャピタルゲイン税率の引き上げについて、来年度予算でバイデン大統領が示した幅より小さくすることを提案した。

バイデン氏は、年収100万ドル超の層に適用される税率を39.6%に引き上げると表明したが、ハリス氏は28%への引き上げにとどめるとしている。現行の税率は最高で20%。

これはハリス氏が、中間層の強化を目指すバイデン氏の計画をほとんど踏襲しつつ、より幅広い有権者にアピールする狙いだとみられている。

またハリス氏は、新たに起業した小規模事業者向けの税控除額を現在の10倍の5万ドルにする方針も打ち出した。

ハリス氏は、米国の民間労働者の半分を小規模事業者が雇用していると指摘。「これらの事業者を強くすることこそ私が大統領になった場合の最優先課題の1つだ」と語った。

こうした措置を通じて起業コストを引き下げれば、1期目の終わりまでに2500万件の起業申請を獲得するという同氏の目標実現に役立つとしている。

米中小企業庁によると、昨年の起業申請件数は過去最高の550万件だった。

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