KKR、ベイン上回る買収価格提示 富士ソフトTOB巡り期間も延長
ロイター / 2025年2月4日 14時2分
Miho Uranaka Anton Bridge
[東京 4日 ロイター] - 米投資ファンドのKKR は4日、富士ソフトの非公開化に向けて進めている第2回公開買い付け(TOB)で、買収価格を1株当たり9850円に引き上げると発表した。米投資ファンドのベインキャピタルによる対抗案9600円を上回る。
これに伴い、買い付け期間を2月19日まで延長する。当初予定は2024年12月19日までだったが、25年2月7日まで3度延長していた。富士ソフトはコメントを控えた。
富士ソフトを巡ってはKKRとベインそれぞれが買収を提案。ベイン案は1株当たり9600円でKKRの9451円を上回っていた。
ベインによる対抗TOBは開始されていないが、市場株価は9600円を超えて推移しており、非公開化のめどが立っていない。KKRは、長期化することにより富士ソフトの企業価値が棄損する懸念も生じるとして、TOB成立の確度を高めて早期の収束を図りたい考え。KKRは第1回TOBで発行済み株式の33.97%を取得している。
富士ソフトは、KKR案への賛同と株主への応募推奨を公表したが、ベイン案へは反対を表明していた。ベインについては、24年12月18日、取締役会の賛同を得なくとも買収に乗り出す考えを示している。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1「横浜駅に頼らない路線」神奈川県ご当地鉄道事情 代表格は「ロマンスカー」でおなじみの大手私鉄
東洋経済オンライン / 2025年2月5日 6時30分
-
2【速報】ホンダとの経営統合が破談 日産が協議“打ち切り”方針を固める ホンダからの「子会社化」提案に反発 幹部「到底受け入れられない」
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年2月5日 15時38分
-
3「一緒にやっていくのは難しい」ホンダと日産の経営統合“破談”が現実味 ホンダは日産の「子会社化」を打診も日産幹部「受け入れられない」と反発
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年2月5日 11時51分
-
4ホンダ・日産の株価急上昇、需給巡る思惑先行 破談報道でも
ロイター / 2025年2月5日 10時39分
-
5やりすぎやん、スシロー! 鶴瓶のCM“抹消”は危機管理的にアリかナシか?
ITmedia ビジネスオンライン / 2025年2月5日 6時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください