午後3時のドル110円前半、米雇用統計待ち
ロイター / 2021年6月4日 15時21分
[東京 4日 ロイター] - ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 110.26/28 1.2105/09 133.49/53
午前9時現在 110.28/30 1.2128/32 133.77/81
NY午後5時 110.28/31 1.2124/28 133.74/78
午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の110円前半。前日発表された米経済指標が好調だったことや米長期金利の上昇でドルは底堅さを保った。ただ、クロス円での円高圧力がドル/円にも波及したため、上値の重い展開となった。
ドルは朝方の安値110.14円から110.32円まで上昇したが、その後は、対欧州通貨での円高が重しとなり、伸び悩んだ。
ユーロ/円は高値133.74円から133.47円付近まで下落。英ポンド/円は高値155.63円から155.26円付近まで下落した。欧州通貨安は、前日の海外市場でのドル高/欧州通貨安の流れを引き継いだ。
市場は米労働省が今夜発表する5月の雇用統計に注目している。非農業部門雇用者数は65万人増が予想されている。ただ、「米労働市場のボラティリティーは通常より高い状態にある」(アナリスト)とされ、予想を下振れるか上振れるのか、市場参加者は関心を寄せている。
三井住友ⅮSアセットマネジメントのチーフマーケットストラテジスト、市川雅浩氏は、今晩の雇用統計に対しては期待も高まっているが、市場予想を下回る可能性に警戒感もあるという。「やはり(雇用統計の)内容を確認したいとの思惑もあり、様子見姿勢が強い」という。
リフィニティブによると、米10年国債利回りは1.6215/6198%の気配。前日発表された米指標が総じて強く、米景気が順調に回復していることが確認されたため、米連邦準備理事会(FRB)によるテーパリング(量的緩和の段階的縮小)期待が徐々に広がっている。
米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は3日、FRBが金融政策の調整に向けて議論を開始することは理にかなっているものの、実際にテーパリングを始めるには程遠いという認識を示した。
米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は2日、新型コロナウイルス危機からの回復が続き、労働市場も持ち直す中、FRBは少なくともテーパリングの検討を考える時期に来ているかもしれないとした。
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