中国とロシア、安保理で北朝鮮擁護 米大使が非難

　１０月５日、米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は、北朝鮮の核・弾道ミサイル開発を巡り、中国とロシアが国連安保理による制裁強化から北朝鮮を守っていると非難した。（２０２２年　ロイター/Eduardo Munoz）

[国連 ５日 ロイター] - 米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は５日、北朝鮮の核・弾道ミサイル開発を巡り、中国とロシアが国連安全保障理事会による制裁強化から北朝鮮を守っていると非難した。

トーマスグリーンフィールド国連大使は「北朝鮮は安保理の２カ国から全面的な保護を享受してきた」とし、「つまり、常任理事国２カ国が金正恩朝鮮労働党総書記の行動を可能にしてきた」と述べた。

安保理は、北朝鮮が日本上空を通過する弾道ミサイルを４日に発射したことを受けて、対応を協議するための緊急会合を５日に開いた。

中国とロシアは事態緩和につながらないとして会合開催に反対していた。

中国の耿爽国連次席大使は、安保理は強い言葉や圧力だけに頼るのではなく、建設的な役割を果たす必要があると主張した。

ロシアのアンナ・エフスティグニエワ次席大使も、北朝鮮に対する追加制裁は行き詰まりを意味し、何も結果を得られないと指摘した。

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