1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

フィリピンCPI、8月は+3.3%に減速 追加利下げも

ロイター / 2024年9月5日 12時32分

 9月5日、フィリピン統計局が発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年比3.3上昇し、前月の4.4%とロイターがまとめたエコノミスト予想の3.6%をともに下回った。写真はフィリピンのマニラにある公設市場で2022年12月撮影(2024 ロイター/Lisa Marie David)

Neil Jerome Morales Mikhail Flores

[マニラ 5日 ロイター] - フィリピン統計局が5日発表した8月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比3.3%だった。これは7カ月ぶりの低水準。

前月の4.4%とロイターがまとめたエコノミスト予想の3.6%をともに下回った。

食品・輸送価格の上昇ペースが鈍化した。中央銀行に一段の利下げ余地が生じた。

CPI上昇率は中銀目標の2.0─4.0%の範囲に収まった。1─8月の平均上昇率は3.6%。

変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPI上昇率は2.6%だった。

コメの価格は14.7%上昇と、2023年10月以来の低い伸び。統計局は今後さらに価格が下がる可能性があると指摘した。

同国のマルコス大統領はコメの関税を35%から15%に引き下げている。

中銀は5日、コメの関税引き下げが今後数カ月のインフレ鈍化に寄与すると指摘。物価に対するリスクは今年と来年が下向きで、26年は「やや上向き」だとし「今後も物価の安定を確保するため慎重なアプローチを継続する」と述べた。

メトロポリタン・バンク・アンド・トラストのエコノミスト、ニコラス・マパ氏は、年内の追加利下げへの扉は「依然として大きく開いている」と述べた。

中銀は8月、主要政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げ、6.25%とした。利下げは約4年ぶり。インフレが緩和する中、経済を支えるために今年中に借り入れコストをさらに引き下げると予想した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください