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KKR、24年第4四半期の運用資産額は市場予想を下回る

ロイター / 2025年2月5日 9時25分

 2月4日、 米投資ファンド大手、KKRが発表した2024年第4・四半期の運用資産額(AUM)は前年同期比15%増の約6380億ドルとなり、LSEGがまとめたアナリストの市場予想の平均6434億ドルを下回った。写真はニューヨーク証券取引所のモニターに表示されたKKRの情報。2018年8月撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)

Pritam Biswas Arasu Kannagi Basil

[4日 ロイター] - 米投資ファンド大手、KKRが4日発表した2024年第4・四半期の運用資産額(AUM)は前年同期比15%増の約6380億ドルとなり、LSEGがまとめたアナリストの市場予想の平均6434億ドルを下回った。手数料関連収益は前年同期比25%増の8億4300万ドルとなったが、市場予想の8億5280万ドルに届かなかった。

この日のKKRの株価は前日比で8.5%下落し、2週間ぶりの安値を付けた。同業のアポロ・グローバル・マネジメントも市場予想を下回った。

KKRの株価は24年に78.5%上昇しており、ウルフ・リサーチのアナリスト、スティーブン・チュバック氏は、過去1年間に同業で最高のパフォーマンスを上げてきたことを考えると株価はいくらか押し戻される可能性があると指摘。

ザックス・インベストメント・マネジメントの顧客ポートフォリオ・マネージャー、ブライアン・マルベリー氏は「本日の(株価の)動きは、単に成長率が鈍化し、利益確定売りが出たことによる可能性が高い」と語った。

KKRは今後5年間に運用資産額の1兆ドル突破を目標に掲げている。

一方、資本市場事業の取引手数料は24年第4・四半期に2億7000万ドル、24年通年では10億ドルとそれぞれ過去最高となった。

24年第4・四半期の調整後純利益は前年同期比33%増の11億9000万ドル。1株当たり純利益は1.32ドルとなり、市場予想の1.28ドルを上回った。

KKRのインフラファンドは2%増、オポチュニスティック不動産ファンドも1%伸びた。一方、プライベートエクイティ(PE)のポートフォリオは横ばいだった。

KKRは過去数カ月に、イタリアのエネルギー大手、エニ傘下のバイオ燃料事業会社の25%の株式を29億4000万ユーロで取得することなどを発表。また、富士ソフト(横浜市)が非公開化に向けて進めている第2回株式公開買い付け(TOB)では米投資ファンドのベインキャピタルと入札合戦を繰り広げており、4日にはベインを上回る買収価格を提示した。

昨年11月には、金融ソフトウエアを手がけるワンストリームの株式を売り出しによって手放した。

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