1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

エルサルバドルの犯罪者収監提案、トランプ政権は合法性を検討

ロイター / 2025年2月5日 10時14分

中米エルサルバドルが米国内の犯罪者を有償で刑務所に受け入れる案について、ルビオ米国務長官は2月4日、可否を検討していると述べた。同日、コスタリカの首都サンホセの空港で代表撮影(2025年 ロイター)

Simon Lewis

[サンノゼ 4日 ロイター] - 中米エルサルバドルが米国内の犯罪者を有償で刑務所に受け入れる案について、ルビオ米国務長官は4日、可否を検討していると述べた。

エルサルバドルのブケレ大統領は3日、ルビオ氏との会談後にX(旧ツイッター)で「刑務所システムの一部をアウトソーシングする機会」を米国に提示した。

ルビオ氏はコスタリカで開いた記者会見で「信じられない申し出だ、前代未聞だ」とした上で「もちろん、われわれ側として検討しなければならない。法の適格性が絡んでいるのは明らかだ。われわれには憲法など多くの問題があるが、とは言え非常に寛大な申し出だ」と述べた。

トランプ大統領はその後記者団に、自身に法的権限があるなら、この計画を「即座に」実行すると述べ、米国の民間刑務所に収容するより安上がりだとの見方を示した。

米合衆国憲法は国民の保護を定めており、複数の裁判所はこれまで、犯罪を行ったからといって市民権を剥奪されない、つまり国外追放できないとの判断を下してきた。法的側面とともに、エルサルバドルの刑務所が劣悪な環境にある点からの反対論も浮上しそうだ。

米国務省のウェブサイトによると、エルサルバドルの受刑者が置かれた環境は「過酷かつ危険」で、過剰収容リスクもあるとされる。

一方トランプ政権で「政府効率化省」を率いる実業家のイーロン・マスク氏は3日、ブケレ氏の提案について「素晴らしい案だ!!」とXに投稿した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください