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アルファベット、ハブスポット買収でアドバイザーと協議=関係筋

ロイター / 2024年4月5日 10時2分

 4月4日、グーグルの持ち株会社である米アルファベットは、オンラインマーケティングのソフトウエアを手がける米ハブスポットに買収を提案する可能性を巡り、アドバイザーと協議している。2月19日撮影のイメージ写真(2024年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

Anirban Sen Milana Vinn

[4日 ロイター] - グーグルの持ち株会社である米アルファベットは、オンラインマーケティングのソフトウエアを手がける米ハブスポットに買収を提案する可能性を巡り、アドバイザーと協議している。事情に詳しい関係者が明らかにした。

関係者によると、アルファベットはここ数日、ハブスポットへの買収提案についてモルガン・スタンレーの投資銀行担当者と面談した。提案する買収金額や、買収した場合に反トラスト法に抵触するかどうか、といった事項について話し合っているという。

関係者の話では、アルファベットはまだハブスポットに買収案を提示しておらず、提案する確証も得られていない。

ハブスポットの広報担当者は「うわさや臆測にはコメントしない」とした上、「当社は事業の構築と顧客へのサービスに専念し続ける」と述べた。

アルファベットとモルガン・スタンレーはコメント要請に返答していない。

2014年に株式を上場したハブスポットは時価総額が350億ドル。マサチューセッツ州ケンブリッジを拠点として企業にマーケティング用ソフトウエアを提供している。

同社の2023年決算は、売上高が22億ドル、純損益は1億7630万ドルの赤字だった。

アルファベットがハブスポットを買収すれば、グーグルの顧客関係管理(CRM)ソフトウエア市場向け事業を強化できるほか、クラウドコンピューティング事業にも追い風となる。

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