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「大谷の退団は正しかった」トラウト離脱で末期的状況のエンゼルスを米メディア酷評

東スポWEB / 2024年5月1日 16時9分

負傷したトラウト(ロイター)

エンゼルスのマイク・トラウト外野手(32)が左ヒザ半月板損傷のため、近日中に手術を受けることが30日(日本時間1日)までに決まった。

今季のトラウトはア・リーグトップタイの10本塁打を放ち、盗塁数は過去4シーズンの合計と同じ「6」。打率こそ2割2割2分と低迷していたが、借金7で苦しむチームにあっては数少ない希望の光だった。だが、過去3度のMVPに輝いたスーパースターも近年は故障に悩まされ、昨季も左手首の骨折で離脱。1年間フル回転できないシーズンが増え、130試合以上に出場できたのは2019年が最後だ。

現地メディアの「FANSIDED」では「トラウトが予定通り負傷 ショウヘイ・オオタニの退団は正しかったと証明」との見出しで報道。「トラウトはシーズンのスタートが非常に良かったため、特に痛ましいことだ」とした上で「悲しいことに、これがここ数年のトラウトの現実だ。2016年以降は150試合以上出場していない」と厳しく指摘した。

エンゼルスには昨季まで大谷翔平投手(29)が在籍し、トラウトとのコンビは「トラウタニ」との愛称で親しまれた。しかし、それでもチームは低迷を続け、勝利とワールドシリーズ制覇に飢える大谷は昨オフに超大型契約でドジャースに移籍。同メディアは「エンゼルスは長年にわたって問題を抱えてきたが、トラウトの出番は彼らを助けていない。もし彼がフルタイムでプレーできていたら、ショウヘイ・オオタニとのコンビでプレーオフに1、2回出場できたかもしれない。トラウトが毎年のようにケガに見舞われ、チームの成功を他所に求める大谷を誰が責められるだろうか?」と球団を酷評した。

チームはこの日のフィリーズ戦に5―7で敗れて11勝18敗。苦境から抜け出せない状況が続いている。

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