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JALとANA、羽田発着の中韓線で一時運休・減便 入国制限の国も

ロイター / 2020年3月6日 23時57分

6日、日本航空(JAL)<9201.T>とANAホールディングス<9202.T>傘下の全日本空輸(ANA)は、羽田発着の中国・韓国線について一時運休や減便を実施すると発表した。2016年撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 6日 ロイター] - 日本航空(JAL)<9201.T>とANAホールディングス<9202.T>傘下の全日本空輸(ANA)は6日、羽田発着の中国・韓国線について一時運休や減便を実施すると発表した。新型コロナウイルスの感染者が多い中国と韓国からの入国者を抑えるなど日本政府による水際強化策を踏まえた対応。日本からの入国者に対して入国・行動制限が行われている国への一部路線も運休・減便する。

日本政府が5日打ち出した感染症対策では、日本人を含めた中国(香港・マカオ含む)と韓国からの入国者に対し、感染しているかどうかにかかわらず、指定された場所で2週間の待機を要請。入国後は公共交通機関を使用しないよう求める。ビザ(査証)の効力も停止する。両国からの入国者数を抑えるため、旅客機の到着も成田国際空港と関西国際空港に限定することも要請した。9日午前0時から運用を始め、3月末まで実施する。

<JALはタイ路線も減便>

JALは羽田―北京、上海(虹橋と浦東)、広州、香港といった中国線で減便を行う。9日から11日までまず実施し、以降も適宜、対応を検討する。同社は東京ーソウル間を羽田からしか運航しておらず、羽田―ソウル(金浦)線を9日から14日まで運休。代わりに関係当局からの認可を得た上で、成田―ソウル(仁川)線の臨時便を10日、12日、14日に設定する。

入国後の2週間の待機を避けたい帰国者の増加を見込み、8日に限り、羽田ー上海(虹橋)と香港、成田―釜山線では機材を大型化する。

一方、中部国際空港と関西国際空港からのタイ・バンコク線を一時的に減便する。タイでは日本からの入国者に対して14日間の自宅やホテルなどでの自己観察と外出時のマスク着用などを要請しており、需要が落ち込んでいるため。

<ANAはインド路線も運休・減便>

ANAでも新たに羽田から北京線、広州線を9日から11日まで運休するほか、上海(浦東)線、香港線、ソウル(金浦)線で28日までの運休などを決めた。

成田発着のインド路線でも3月中旬から28日までに減便または運休を実施する。デリー線で減便し、ムンバイ線、チェンナイ線を運休する。インドは日本人に対して3日以前に発給したビザを無効にすると発表したことから、需要の落ち込みに備える。

(白木真紀)

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