オープンＡＩ、ＤＡＬＬ－Ｅ３生成画像の検知ツールを導入

　米オープンＡＩは５月７日、同社の「ＤＡＬＬ－Ｅ３」を通じて文章入力を通して生成された画像を検知できるツールを導入すると発表した。昨年５月撮影のイメージ写真（２０２４年　ロイター/Dado Ruvic/Illustration）

[７日 ロイター] - 米オープンＡＩは７日、同社の「ＤＡＬＬ－Ｅ３」を通じて文章入力を通して生成された画像を検知できるツールを導入すると発表した。今年、世界中で重要な選挙が行われる中で、人工知能（ＡＩ）が生成したコンテンツが悪影響を及ぼす懸念が高まっていることに対応した形だ。

オープンＡＩの説明では、社内テストではこのツールを使えば約９８％の確率でＤＡＬＬ－Ｅ３生成画像を正しく識別できた。

同社は、写真や音声などのデジタルコンテンツに削除が困難な信号を添付することによって、改ざんを不可能にする「すかし」を加えることも計画している。

さらに同社はこれらの取り組みの一環として、グーグルやマイクロソフト、アドビなどが加盟している業界団体に参加し、さまざまなメディアのコンテンツのオリジナル追跡作業の支援に携わるとしている。