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中国の非鉄金属備蓄放出、第1回競売は予定より早く全量落札

ロイター / 2021年7月7日 10時41分

[6日 ロイター] - 中国の非鉄金属備蓄の放出に向けた第1回の競売で、銅とアルミニウムは2日間の入札期間が設けられていたが、1日で全量が落札された。取引プラットフォーム上の通知と業界筋の話で明らかになった。

中国国家糧食物資備蓄局は先月、非鉄金属の国家備蓄を放出する方針を示し、7月5━6日の第1弾公開入札でアルミニウム5万トン、亜鉛3万トン、銅2万トンを競売にかけると発表した。資源価格の高騰を抑制する狙いがある。

国有企業の中国兵器工業集団が運営する取引プラットフォーム上の通知によると、アルミニウムは約200ロットが競売にかけられ、最終ロットの250トンは5日午後8時前に実施された。落札者の名前は公表されていないが、参加が認められているのは製造業者と金属加工業者のみとなっている。

国営の非鉄金属会社の関係筋は、アルミニウムは1トン当たり約1万8075元(2797ドル)で落札されたと明らかにした。上海先物取引所での5日のアルミ先物の清算値を5.3%下回った。

国有資源会社、中国五鉱集団の取引プラットフォームによると、銅の入札は午前8時に始まり、わずか75分後に最終ロットの146トンが競売にかけられた。

2人目の関係筋は「数秒で落札された」と述べた。同筋によると、落札価格は1トン当たり6万7700元と、上海先物取引所の8月渡しの銅先物価格を1.6%下回った。

亜鉛の入札に関する通知は確認できないが、1人目の関係筋によると、落札価格は1トン当たり2万1000トンだった。上海先物取引所の亜鉛先物価格は約2万2000トン。

国家糧食物資備蓄局は第2弾以降の入札の日程をまだ発表していない。

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