GSVのマレーシア航空買収案、政府系投資会社は懐疑的=報道
ロイター / 2020年4月8日 14時6分
4月8日、マレーシア航空の全株式を保有する政府系投資会社カザナ・ナショナルは、非公開会社「ゴールデン・スカイズ・ベンチャーズ(GSV)」が25億ドルでマレーシア航空の買収を提案したことについて、懐疑的な見方を示した。写真はロンドン上空を飛ぶマレーシア航空機。昨年2月撮影(2020年 ロイター/Toby Melville)
[クアラルンプール 8日 ロイター] - マレーシア航空の全株式を保有する政府系投資会社カザナ・ナショナルは、非公開会社「ゴールデン・スカイズ・ベンチャーズ(GSV)」が25億ドルでマレーシア航空の買収を提案したことについて、懐疑的な見方を示した。
地元紙ニュー・ストレーツ・タイムズが、カザナ・ナショナルのマネジングディレクター、シャフリル・リザ・リズアン氏の発言として報じた。
シャフリル氏は、新型コロナウイルスの感染拡大で航空業界が打撃を受ける中、GSVが十分な資金を調達できるのか「慎重」にみていると発言した。
GSVのシャリル・ラミン最高経営責任者(CEO)は6日、ロイターの電話取材に対し「(欧州の)銀行から25億ドル強を確保した。長期の資金で、受け取りに3─4カ月を要するだろう」と述べている。[nL4N2BV1KZ]
カザナはマレーシア航空の戦略的提携先を探すため、モルガン・スタンレーと助言契約を結んでいる。GSVは先月、モルガン・スタンレーにマレーシア航空の買収案を提出した。
GSVによると、日本のプライベート・エクイティ(PE)会社もマレーシア航空グループへの出資を約束した。具体的な社名は明らかにしていないが、GSVは他の企業とも資金調達について協議しているという。
カザナの広報担当は、様々な企業から複数の提案を受けているとした上で「こうした提案を評価する際には、各提案の投資構造を重視する。多額の借り入れに依存する構造では、財務の持続可能性にリスクが生じる恐れがあり、将来の失敗のリスクが増える」と述べた。
GSVはマレーシア航空の元関係者や航空業の専門家などが設立した企業。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1TBS退職→Netflixと5年契約「50代P」選んだ道 「不適切にもほどがある」「俺の家の話」手掛けた
東洋経済オンライン / 2024年7月18日 12時30分
-
2半世紀も"主役"フロッピーディスクの栄枯盛衰 「なにそれ?」と知らない世代も増えてきた
東洋経済オンライン / 2024年7月19日 8時0分
-
3マクドナルド 約3割の店舗が営業停止 レジに障害
日テレNEWS NNN / 2024年7月19日 11時46分
-
4電話番号案内「104」終了へ…NTT東・西、スマホ普及で需要落ち込む
読売新聞 / 2024年7月18日 22時18分
-
5三菱UFJが首脳3人処分へ 報酬減額、情報無断共有で
共同通信 / 2024年7月18日 18時25分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください