WHO、米大統領の「中国中心」批判否定 資金停止発言にも反発

ロイター / 2020年4月8日 22時32分

世界保健機関(WHO)の当局者は、WHOが「中国中心主義」になっているとのトランプ米大統領の批判を否定した。2月撮影(2019年 ロイター/DENIS BALIBOUSE)

[ジュネーブ 8日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)の当局者は、WHOが「中国中心主義」になっているとのトランプ米大統領の批判を否定したほか、WHOへの資金拠出を停止する意向を示したトランプ大統領に対し、今は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)の急性期であり、資金拠出を停止する時期ではないと主張した。

トランプ大統領は7日、新型コロナ感染拡大を巡り、WHOが「中国中心主義」で、世界に不適切な提言を行っていると批判し、WHOへの拠出金を停止する考えを示した。[nL4N2BV4F8]

WHOのハンス・クルーゲ欧州地域ディレクターはネットワーク上での会見で、トランプ氏の発言に関する質問に対し「われわれは依然としてパンデミックの急性期にあり、今は拠出金を停止する時期ではない」と述べた。

ブルース・アイルワード事務局長補佐官も「新型コロナ発生の早い段階で可能な限りあらゆることを十分に利用し、新型コロナを理解するために中国と協力していくことは極めて重要だ」とし、WHOと中国との関係を擁護。新型コロナ感染拡大によって大きな打撃を受けたスペインなど他の全ての国とも協力しており、中国に限った話ではないと主張した。

また中国は感染拡大を抑制するために、初期の感染者とその接触者を特定し、移動を制限するなど徹底した措置を取ったと語った。

一方、欧州についてクルーゲ氏は、欧州地域での新型コロナ感染拡大を「非常に懸念している」とし、各国政府に対し、感染拡大抑制措置を緩和する前に「非常に慎重に」検討するよう求めた。

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