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独などEU3カ国、ロシアに対抗し外交官追放 関係さらに悪化

ロイター / 2021年2月9日 3時35分

ドイツ、ポーランド、スウェーデンの3カ国は8日、ロシアの外交官を国外追放した。ブリュッセルで2019年9月撮影(2021年 ロイター/YVES HERMAN)

[ブリュッセル 8日 ロイター] - ドイツ、ポーランド、スウェーデンの3カ国は8日、ロシアの外交官を国外追放した。反体制派指導者ナワリヌイ氏の釈放を求める抗議活動に参加したとして、ロシアが5日に3カ国の外交官を追放したことを受けた措置で、欧州連合(EU)とロシアの不安定な関係が浮き彫りとなった。

5日には、欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表(外相)がロシアを訪問。ボレル代表はモスクワでラブロフ外相との会談中にソーシャルメディアでEUの外交官追放を知ったとし、ロシア側を説得したが聞き入れられなかったと説明した。

ロシアのペスコフ大統領報道官は、EUの外交官追放はボレル氏訪問前日に決まった措置と説明。ロシア政府高官は「関係崩壊の引き金ではない」とも述べた。

ロシアメディアによると、同国外務省はドイツ、ポーランド、スウェーデンからのロシア外交官追放を「不当かつ非友好的」で、「一連の西側諸国による行動の継続」と批判した。

EU報道官は「ボレル氏の訪問は必要だった」とし、同氏の訪ロを擁護した。

ボレル氏はEUとの関係改善とナワリヌイ氏の釈放を求め、ロシアを訪問。しかし訪問後、「ロシアは欧州との関係を絶ちつつあり、民主主義的な価値を脅威と見なしている」とし、「EU加盟国は次の措置を決定することになり、制裁も含まれる」との認識を示した。

外交筋によると、EU加盟国の間では対ロシア制裁強化に向けた機運が高まっている。ポーランドは8日、EU加盟国と英国、米国、カナダ、ウクライナとテレビ会議を行い、制裁を含む対ロ政策について協議した。

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