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ムーディーズ、米10行格下げ 一部主要行を引き下げ方向で見直し

ロイター / 2023年8月8日 14時43分

格付け会社ムーディーズは7日、米国の銀行10行の信用格付けを1段階引き下げたほか、一部の主要行を引き下げ方向で見直しの対象とした。写真は米ニューヨーク、マンハッタンのムーディーズで2021年撮影。(2023年 ロイター/File Photo)

[7日 ロイター] - 格付け会社ムーディーズは7日、米国の銀行10行の信用格付けを1段階引き下げたほか、一部の主要行を引き下げ方向で見直しの対象とした。

複数の主要行の見通しも「ネガティブ」に変更した。

評価を変更した銀行は全体で27行となった。

M&Tバンク、ピナクル・ファイナンシャル・パートナーズ、プロスペリティ・バンク、BOKファイナンシャルなどが格下げされた。

引き下げ方向で見直しとなったのは、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNYメロン)、USバンコープ、ステート・ストリート、トゥルイスト・ファイナンシャルなど。

ムーディーズは「多くの銀行の第2・四半期決算で収益性への圧力が高まっていることが示されており、内部資本を生み出す能力が抑制されるだろう」とした。

同社は、キャピタル・ワン、シチズンズ・ファイナンシャル、フィフス・サード・バンコープなどの見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた。

PNCファイナンシャル・サービシズ・グループ、シチズンズ、ハンティントン・バンクシェアーズなどの格付けは据え置いた。

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