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FRBのバランスシート圧縮終了6月か、米銀予想が後ずれ

ロイター / 2025年1月9日 8時28分

米連邦準備理事会(FRB)が1月8日公表した2024年12月17─18日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、米大手銀行が想定するFRBによるバランスシート圧縮(量的引き締め=QT)の終了時期が後ずれしたことが分かった。2022年1月、ワシントンで撮影(2025年 ロイター/Joshua Roberts)

Michael S. Derby

[ニューヨーク 8日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が8日公表した2024年12月17─18日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、米大手銀行が想定するFRBによるバランスシート圧縮(量的引き締め=QT)の終了時期が後ずれしたことが分かった。

ニューヨーク連銀の金融政策当局者の説明をまとめた議事要旨によると、12月FOMC前の調査で、QT終了は今年6月と予想された。11月会合前の調査での予想は5月だった。

FRBは12月会合で政策金利を0.25%ポイント引き下げ、4.25─4.50%とした。今後の利下げペース鈍化を示唆し、インフレ見通しを引き上げた。

同会合で、バランスシート圧縮に関する新たな発表は行わなかったが、リバースレポ・ファシリティーの金利を技術的に変更し、FRBの帳簿からマネー・マーケット・ファンド(MMF)などの資金流出を促した。

12月の議事要旨は、バランスシートに関するFRBの今年の取り組みについて複数の問題を指摘。政府債務上限が復活すれば、流動性を評価するのが困難になる可能性があるほか、国債の発行減少に伴い、リバース・レポ・ファシリティーへの資金流入が続く可能性もあるとした。

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