南アのズマ前大統領が出頭、法廷侮辱罪で1年3カ月収監へ
ロイター / 2021年7月8日 10時35分
7月7日、南アフリカの憲法裁判所に法廷侮辱罪で有罪判決を言い渡されていたジェイコブ・ズマ前大統領が警察に出頭した。判決に従い、1年3月の禁錮刑に服すことになる。、判決を受けて支援者の前で話をする元大統領、ヌカンドラの自宅で4日撮影(2021年 ロイター/Rogan Ward)
[ヌカンドラ(南アフリカ) 7日 ロイター] - 南アフリカの憲法裁判所に法廷侮辱罪で有罪判決を言い渡されていたジェイコブ・ズマ前大統領(79)が7日、警察に出頭した。判決に従い、1年3月の禁錮刑に服すことになる。
警察はズマ氏が出頭しない場合、7日中に逮捕するよう指示を受けていた。
ズマ氏は今年2月、ゾンド副裁判長が進めていた在任中の汚職疑惑を巡る取り調べに姿を見せなかったため、憲法裁は先月末に法廷侮辱罪で禁錮1年3月の有罪判決を言い渡した。
ズマ氏は不正行為を否定し、これまで汚職の調査に協力してこなかった。6日には判事を批判し、自身の逮捕に対して法的手段を講じると表明。ズマ氏の弁護士は、憲法裁の判決への不服申し立ての結果を待つため、警察への逮捕命令を差し止めるよう憲法裁に求めていた。
7日の出頭前には、逮捕を阻止しようと支持者ら数百人がヌカンドラにあるズマ氏の私邸近くに集まった。だが、最終的にズマ氏は争わずに出頭することを決めた。
アパルトヘイト(人種隔離)政策下でアフリカ民族会議(ANC)のメンバーとなり、黒人解放運動に加わったことで獄中生活も経験し、尊敬を集めていたズマ氏だが、大統領就任後は数々の汚職疑惑が浮上し、2018年に退陣を余儀なくされた。
今回の収監でズマ氏の失脚は決定的となったが、南アフリカの法による支配が実証されたことになる。
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