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エアバス、上半期の引き渡し数は16年ぶり低水準 6月は回復

ロイター / 2020年7月9日 13時55分

 7月8日、欧州航空機大手エアバスが2020年上半期に引き渡した航空機は196機となり、前年同期の389機から49%減少した。写真はフランスのブーグネで2日撮影(2020年 ロイター/Stephane Mahe)

[パリ 8日 ロイター] - 欧州航空機大手エアバス が2020年上半期に引き渡した航空機は196機となり、前年同期の389機から49%減少した。これは16年ぶりの低水準となる。

6月単月では、引き渡し数は36機となり、5月の24機、4月の14機から急回復。新型コロナウイルス感染が拡大して以降で最多となった。それでも、上半期の引き渡し数の持ち直しには至らなかった。

エアバスは、新型コロナの影響で向こう2年間の生産が当初計画より40%減少すると想定、1年以内に1万5000人を削減すると発表している。

需要の急減に直面している航空機メーカーは航空各社に対し、未製造の機体引き渡しを延期する代わりに完成した機体を引き取るよう要請している。6月の引き渡し数回復は、こうした交渉がある程度奏功したものとみられる。 

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