ブラジル最高裁、Xのサービス再開許可
ロイター / 2024年10月9日 9時41分
ブラジル最高裁判所のデモラエス判事は10月8日、米実業家イーロン・マスク氏が率いる短文投稿サイトのX(旧ツイッター)のブラジルでのサービスの即時再開を承認した。写真は、最高裁の映ったスマホと、Xのロゴ。8月30日、ブラジリアで撮影(2024年 ロイター/Ueslei Marcelino)
[ブラジリア 8日 ロイター] - ブラジル最高裁判所は8日、米実業家イーロン・マスク氏が所有する短文投稿サイトのX(旧ツイッター)に同国でのサービス再開を許可した。同社が方針を転換し、ヘイトスピーチの監視・削除や法定代理人任命に関する裁判所命令に応じたため。
デモラエス判事はXがサービス再開の要件を全て満たしたとの判断を示した。最高裁は8月末にサービス停止を命じていた。
マスク氏は当初、裁判所の命令を検閲と批判し、デモラエス氏を「独裁者」と呼ん対決姿勢を取った。その後、特定アカウントの削除命令を履行し、法定代理人選任や罰金支払いに応じるなど協力的な態度に転じた。
デモラエス氏は8日、ブラジルの通信規制当局が24時間以内にXへの接続が再び可能となるよう作業しなければならないとの判断を示した。
ブラジルのフィーリョ通信相は同日、Xが罰金支払いと裁判所命令に従うことを決めたのは、ブラジルの「勝利」だと強調。「われわれは世界に、ブラジルでは誰もが国内法を尊重しなくてはならないことを示した」とコメントした。
国際的な調査会社スタティスタによると、ブラジルでXの利用者は4月時点で約2150万人に上り、世界で6番目の規模となっている。接続が遮断された間に多くの利用者はブルースカイや米メタのスレッズなど他の交流サイト(SNS)に流れた。
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