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日経平均は反発、24円高 先物買い戻しが継続

ロイター / 2020年6月10日 11時59分

 6月9日、前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比24円19銭高の2万3115円22銭となり、反発した。写真は2018年2月、東京証券取引所で撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 10日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比24円19銭高の2万3115円22銭となり、反発した。オーバーナイトの米国株市場でダウとS&P総合500種が反落し、外為市場でややドル安/円高が進んだことを受け日経平均は安く寄り付いたが、その後は海外勢による先物の買い戻しが下支えとなり、下げ幅を縮小しプラス転換した。

9日の米国株市場では、ナスダック総合が0.29%高となったものの、ダウが1.09%安、S&P総合500種が0.78%安で取引を終えた。直近の株価上昇の主因となっている金融緩和について当局のトーンを見極めたい向きが多く、上昇が一服した。

日経平均は寄り付きで前営業日比152円03銭安の2万2939円00銭となり、続落スタート。その後は下げ幅を縮小しプラス転換し、一時2万3150円99銭の高値を付けた。海外勢による先物の買い戻しに加え、ドル安/円高が一服し、米株先物が堅調に推移したことなども下支え要因となった。

市場では「海外勢による先物の買い戻しがきょうも継続しており、日経平均は下がりにくい。11日が最終取引日となるため、メジャーSQまでは大きく崩れることはないだろう」(国内証券)との声が出ていた。

TOPIXは0.07%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆0376億7000万円だった。東証33業種では、鉱業、鉄鋼、不動産業、石油・石炭製品などの23業種が値下がり、サービス業、化学工業、医薬品などの10業種は値上がりした。

個別では、タカラバイオ<4974.T>が大幅に続伸し年初来高値を更新、東証1部で値上がり率トップとなっている。新型コロナウイルスの有無を調べるPCR検査で2時間弱で最大5000件を検査する方法を開発したことが明らかになり、好感された。

東証1部の騰落数は、値上がりが960銘柄に対し、値下がりが1099銘柄、変わらずが101銘柄だった。

日経平均は下げ幅を縮小しプラス圏に浮上した。前営業日比20円ほど高い2万3100円近辺での推移となっている。市場では「特段な材料はない。海外勢の先物の買い戻しに加え円高が一服し、米株先物がしっかりし始めたことが影響しているのではないか」(国内証券)との声が出ていた。

日経平均は下げ幅を縮小し、2万3000円を上回る水準で推移している。今晩の米連邦公開市場委員会(FOMC)や週末のメジャーSQ(特別清算指数)算出を控えて様子見ムードが出てきたという。市場からは「ここまで急ピッチで上昇してきたので、当然の一服という印象。買えないけれども、押し目買い意欲なども見られるため売り込みにくい」(国内証券)との声が出ていた。

寄り付きの東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比152円03銭安の2万2939円00銭となり、続落した。オーバーナイトの米国株市場でダウとS&P総合500種が反落し、外為市場でややドル安/円高が進んだことを受け、日経平均は安く始まった。

幅広い業種が売られており、海運、鉄鋼、ゴム製品、鉱業、空運などが安い。

市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車<7203.T>、ソニー<6758.T>、パナソニック<6752.T>が売り優勢。ホンダ<7267.T>、キヤノン<7751.T>は売り買い拮抗。

指数寄与度の大きいファーストリテイリング<9983.T>、ファナック<6954.T>は売り優勢。

メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>は売り優勢。三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>は売り買い拮抗している。

*内容を追加します。

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