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銀行・信金の貸出、4月は前年比+3.1% 都銀等は250兆円突破

ロイター / 2024年5月10日 9時43分

Takahiko Wada

[東京 10日 ロイター] - 日銀が10日に発表した4月の貸出・預金動向によると、銀行・信金計の貸出平均残高は前年比3.1%増の622兆0576億円だった。伸び率は前月の3.2%をやや下回ったが、残高は2000年1月以降の最高を更新した。不動産やM&A(企業の合併・買収)関連、経済活動の改善に伴う資金需要が継続し、日銀のマイナス金利政策解除の影響はみられていないという。

業態別にみると、都銀等が4.2%増の251兆7315億円。残高は250兆円を突破し、02年5月以来の高水準だった。日銀の担当者は、不動産の活用やM&Aなど企業側の需要に応じた貸出が増えているとの見方を示した。

地銀・第二地銀は3.0%増の292兆9327億円で、残高は1991年7月以降の最高を更新した。信金は0.2%増だった。

預金平残は都銀・地銀・第二地銀の3業態と信金の合計で前年比1.6%増の1053兆8373億円だった。伸び率は前月の2.0%を下回った。

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