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米金融政策、十分に制約的でない可能性=ダラス連銀総裁

ロイター / 2024年5月11日 2時0分

米ダラス地区連銀のローガン総裁(写真)は10日、連邦準備理事会(FRB)の政策金利は現在、インフレ率の2%目標回帰に向けて十分制約的であるかは不明で、利下げは時期尚早だと述べた。昨年10月撮影(2024年 ロイター/Ann Saphir)

Ann Saphir

[ニューオーリンズ(ルイジアナ州) 10日 ロイター] - 米ダラス地区連銀のローガン総裁は10日、連邦準備理事会(FRB)の政策金利は現在、インフレ率の2%目標回帰に向けて十分制約的であるかは不明で、利下げは時期尚早だと述べた。

ルイジアナ銀行協会の年次総会での発言。同総裁は、今後数年間でインフレ率が2%に戻るとみられるが、一方でインフレ上昇リスクも懸念していると指摘。「政策がどの程度制約的か、この軌道を維持するのに十分かという点でも不確実性がある」と語った。

また、「こうした不確実性の一部が解消されるのを待つ必要があり、政策に関して柔軟な姿勢を保つとともにわれわれが下す判断が適切であることを確認する必要がある」として、利下げを考えるのは時期尚早だとした。

さらに労働市場やより広範な経済は依然として堅調であり、昨年のインフレ急低下と照らし合わせると組み合わせとしては異例と言及。「着陸するまでは『ソフトランディング(軟着陸)』ではないし、まだ着陸していない」としたほか、特に第1・四半期のインフレデータは「われわれにとってやや期待外れであり、まだやらなければならない仕事があることを思い出させる」とした。

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