レバノン支援へ国際会議、人道援助に2.53億ユーロ拠出表明
ロイター / 2020年8月10日 13時7分
大規模爆発が起きたレバノンへの緊急支援に向けた国際会議が9日、フランスの呼び掛けで開催され、参加国は人道援助に約2億5300万ユーロ(2億9800万ドル)を拠出すると表明した。写真はフランスのマクロン大統領。代表撮影(2020年 ロイター)
[ブレガンソン城塞(フランス) 9日 ロイター] - 大規模爆発が起きたレバノンへの緊急支援に向けた国際会議が9日、フランスの呼び掛けで開催され、参加国は人道援助に約2億5300万ユーロ(2億9800万ドル)を拠出すると表明した。
レバノンの首都ベイルートで4日に発生した大規模な爆発では158人が死亡、6000人以上が負傷。同国は以前から政治・経済危機にも直面していた。
しかし、同国政府に対しては腐敗を巡る国民の不満が高まっており、会議の参加国は資金提供に慎重な姿勢も示し、資金使途の透明性を求めた。レバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラを通じたイランの影響を巡る懸念もある。
会議の最終コミュニケは「支援はタイムリーかつ十分で、レバノン国民のニーズに合致するものであるべきで、最大の効率性と透明性をもって直接国民に提供されるべきだ」と強調した。
今回の支援には、爆発を巡る公平で信頼できる独立した調査への支援が含まれる。
ホワイトハウスによると、トランプ米大統領は会議で、レバノン国民への支援を継続する用意があると表明した。
トランプ氏はその後、医療品や食料、水を追加で提供するとし、レバノンに十分な支援を行うとしたが、支援の規模には言及しなかった。
国際通貨基金(IMF)は、レバノン支援に向けた取り組みを強化すると表明。その上で、同国に改革を求めた。
会議のコミュニケも、レバノン国民が期待する改革の実現に向け、指導者らが決意を示せば、長期的な景気回復を支援する用意があるとした。
この記事に関連するニュース
-
米上院、ウクライナ・イスラエル支援法案可決 24日成立の見込み
ロイター / 2024年4月24日 14時21分
-
UNRWAのテロ組織関与、イスラエルは証拠提供せず=評価グループ
ロイター / 2024年4月23日 8時10分
-
スーダン内戦1年、欧米諸国が飢餓対策で20億ユーロ支援表明
ロイター / 2024年4月16日 14時30分
-
スーダン:戦闘開始から1年――緊急かつ迅速な人道援助の拡充を
PR TIMES / 2024年4月15日 18時45分
-
戦闘開始から1年、スーダンの人道危機が手遅れになる前に
PR TIMES / 2024年4月12日 16時15分
ランキング
-
1バイデン氏発言に抗議=「外国人嫌い」に「残念」―日本政府
時事通信 / 2024年5月4日 6時54分
-
2CIAバーンズ長官、カイロ入り ガザ休戦交渉が本格化へ
共同通信 / 2024年5月4日 10時48分
-
3最大の脅威は「ウクライナ戦争ではなく中国」 トランプ陣営のシンクタンクが提言書出版へ
産経ニュース / 2024年5月4日 17時39分
-
4米CIA長官がエジプト入り=ガザ休戦で協議か
時事通信 / 2024年5月3日 21時42分
-
5世界初 「月の裏側のサンプル採取」に挑戦 中国の無人月面探査機発射成功
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年5月3日 20時44分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください