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米アリゾナ州最高裁、ほぼ全ての中絶禁じる法律を復活

ロイター / 2024年4月10日 9時13分

 米西部アリゾナ州の最高裁(写真)は4月9日、人工妊娠中絶をほぼ全て禁止する1864年の法律の効力を再び認める判断を下した。同日撮影(2024年 ロイター/Go Nakamura)

Brendan Pierson Nate Raymond

[9日 ロイター] - 米西部アリゾナ州の最高裁は9日、人工妊娠中絶をほぼ全て禁止する1864年の法律の効力を再び認める判断を下した。既に妊娠15週以降の中絶を禁じていたが、規制を一段と強めた。

連邦最高裁が2022年6月に、中絶を憲法上の権利と認めた1973年の「ロー対ウェイド判決」を覆したことで、州政府は中絶を厳しく禁じる法律の導入が可能になっていた。

アリゾナ州最高裁は4対2の賛成多数で中絶禁止法を復活させる判断を下した。ただ、発効に14日間の猶予を設け、残る課題について下級審で審理することを認めた。

一方、中絶禁止に反対の立場を取っているクリス・メイズ州司法長官(民主党)は、今回の判決は「良心に照らして受け入れがたく、自由を冒涜(ぼうとく)するもの」であり、「このように過酷な法律」に基づいて医師や女性を訴追することはない、との声明を発表した。

再選を目指すバイデン大統領は声明で、アリゾナ州最高裁の判断は「女性の自由を奪おうとする共和党勢力の過激なもくろみの結果だ」と批判した。

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