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米メキシコ湾石油生産の一部停止、「フランシーヌ」勢力強め上陸へ

ロイター / 2024年9月11日 9時31分

  米国立ハリケーンセンターによると、熱帯性暴風雨「フランシーヌ」がメキシコ湾で勢力を強めており、9月10日夜にハリケーンに発達し、11日にルイジアナ州に上陸する見通し。写真はフランシーヌの衛星写真。10日撮影(2024年 ロイター/CIRA/NOAA)

Gary McWilliams Marianna Parraga

[ヒューストン(米テキサス州) 10日 ロイター] - 米国立ハリケーンセンターによると、熱帯性暴風雨「フランシーヌ」がメキシコ湾で勢力を強めており、10日夜にハリケーンに発達し、11日にルイジアナ州に上陸する見通し。米メキシコ湾岸の石油・ガス生産会社は操業を一部停止し、作業員を退避させて上陸に備えている。

ルイジアナには米国で稼働中の大型液化天然ガス(LNG)輸出プラント7基のうち3基がある。どれも新しいプラントで、フランシーヌ上陸の影響が懸念されている。

フランシーヌの予想最大風速は約40メートルと、カテゴリー1のハリケーンになる見通し。最大3メートルの高潮が発生すると予想されている。

米安全環境執行局(BSEE)によると、メキシコ湾の石油生産量の約24%に当たる日量約41万バレル分の操業が停止。エクソンモービル、シェル 、シェブロンを含む石油会社が130の生産プラットフォームから作業員を退避させた。

天然ガスは約26%に当たる日量4億9400万立方フィート分がストップした。

米天然ガス価格は、生産施設の稼働停止やLNGプラントが影響を受ける可能性を巡る供給不安で約3%上昇。一方、米原油先物は世界的な需要懸念が先行し、4%余り下落した。

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