ＢｏｆＡ、バークシャーによる株売却でバフェット氏に尋ねず＝ＣＥＯ

　９月１０日、米金融大手バンク・オブ・アメリカ（ＢｏｆＡ）のブライアン・モイニハン最高経営責任者（ＣＥＯ、写真）は、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏を同社にとって重要な投資家と称賛しつつも、バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイが保有するＢｏｆＡ株を最近減らした動きについて、バフェット氏には何も尋ねていないと明らかにした。写真は米ワシントンで昨年１２月撮影（２０２４　ロイター／Evelyn Hockstein）

Saeed Azhar　Niket Nishant

[１０日 ロイター] - 米金融大手バンク・オブ・アメリカ（ＢｏｆＡ）のブライアン・モイニハン最高経営責任者（ＣＥＯ）は１０日、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏を同社にとって重要な投資家と称賛しつつも、バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイが保有するＢｏｆＡ株を最近減らした動きについて、バフェット氏には何も尋ねていないと明らかにした。ニューヨークで開かれた投資家向け会合で語った。

モイニハン氏はバフェット氏について「当社にとって重要な投資家であり、当社を安定させた」と指摘。バークシャーによるＢｏｆＡ株売却については「率直に言ってわれわれが彼に尋ねることはできないので、彼が具体的に何をしているのかは分からない」と述べた。

ＢｏｆＡの筆頭株主であるバークシャーは７月半ば以降、約７０億ドル相当のＢｏｆＡ株を売却した。ＬＳＥＧにデータによると、バークシャーはＢｏｆＡ株の約１１．１％を保有している。

モイニハン氏は、バークシャーが売却したＢｏｆＡ株は市場で吸収されていると話した。

一方でモイニハン氏は今年第３・四半期の業績について、投資銀行部門の収入を約１２億ドルと予想し、１１億８０００万ドルだった前年同期とほぼ同水準になるとの見通しを示した。

第３・四半期のトレーディング収入は伸び率が１桁台前半になると見込んだ。