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米サウスウエストが取締役会刷新、会長退任 エリオットの圧力受け

ロイター / 2024年9月11日 12時1分

 9月10日、米サウスウエスト航空は、ゲーリー・ケリー会長(写真)の退任を含む取締役会の刷新を発表した。写真は米ワシントンで2021年12月撮影(2024 ロイター/File Photo)

Rajesh Kumar Singh Shivansh Tiwary

[10日 ロイター] - 米サウスウエスト航空は10日、ゲーリー・ケリー会長の退任を含む取締役会の刷新を発表した。米ヘッジファンド、エリオット・インベストメント・マネジメントはロバート・ジョーダン最高経営責任者(CEO)の交代も求めていたが、同氏の続投を支持した。

ケリー氏は2008年から会長職を務めてきた。ジョーダン氏の前に18年間、CEOも務めている。

物言う投資家(アクティビスト)として知られるエリオットはサウスウエストの取締役15人中10人を交代させる計画を打ち出している。エリオットは臨時株主総会の開催を求めるのに必要な議決権を取得している。

ケリー氏は9日にエリオットと会合を開いた後に株主に書簡を送り、来春に会長を退任する考えを示した。

経営陣刷新の一環として、6人の取締役が11月に自主的に退任する。サウスウエストは近く4人の社外取締役を新たに選任する予定で、その中にはエリオットが提案した候補のうち最大で3人が含まれる可能性がある。

エリオットは経営陣刷新について「前例のない」もので、取締役会がどれほど変革が必要かを認識し始めたと評価した。

ただ、思慮深い変革を行う緊急性がなお高いとし、自らが指名した取締役候補が同社の「新たな道を切り開くのにふさわしい人物」だと強調した。

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