韓国家計債務残高、8月は3年超ぶりの高い伸び 中銀が懸念

韓国銀行（中央銀行）が１１日に発表した８月末時点の家計債務残高は１１３０兆ウォン（８兆４０５２億ドル）となった。写真はソウルのマンション。２００９年９月撮影（２０２４年　ロイター／Jo Yong-Hak）

[ソウル １１日 ロイター] - 韓国銀行（中央銀行）が１１日に発表した８月末時点の家計債務残高は１１３０兆ウォン（８兆４０５２億ドル）となった。前月から９兆３０００億ウォン増で、前月比では２０２１年７月以来最大の伸びとなった。

住宅ローンは８兆２０００億ウォン増と、０４年の統計開始以来最大の伸びとなった。

中銀は１０日、市中銀行との会合で、家計債務の急増に懸念を示し、こうした金融不均衡がシステミックリスクに転じる可能性があると指摘。当局が今月融資規則を厳格化したのを受け、銀行にリスク管理の強化を求めた。