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NZ中銀、3月まで金利据え置くガイダンスを維持=総裁補

ロイター / 2020年11月12日 12時13分

[ウェリントン 12日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)のホークスビー総裁補は12日、同中銀は来年3月まで金利を据え置くというガイダンスを変更していないと表明した。ロイターのインタビューで述べた。

必要になった場合に導入できるよう、マイナス金利の運用準備を年内に整えたいとの考えも示した。

NZ中銀は11日、政策金利のオフィシャルキャッシュレート(OCR)を過去最低の0.25%に据え置き、景気に関するより楽観的な見方を示唆。外為市場ではマイナス金利導入観測が後退し、NZドル が急上昇した。

ホークスビー氏は、中銀が今年3月にOCRを12カ月間据え置く方針を示し、その後の政策決定会合で毎回このガイダンスを繰り返し表明してきたことに言及。「このガイダンスは変更していない」と述べた。

また、経済は8月時点の想定より良好に推移しているものの、依然としてかなりの刺激策が必要だと指摘。「8月の想定ほどではないが、われわれが提供してきた水準を上回る、かなりの刺激策」が依然必要との見方を示した。その上で、借り入れコストを低下させ経済活動を促す新たな資金供給プログラム(FLP)を発表したのはこのためだと説明した。

11日の中銀の発表を受けたNZドルの上昇については「多くのエコノミストは来年OCRがマイナスになると予想していた。(11日)午後に彼らの多くがこの予想を修正した。市場の反応は中銀のメッセージではなく、こうした動きによるものだと思う」と述べた。

ホークスビー氏はさらに、マイナス金利を政策ツールの1つとする道筋に変更はないとし、「必要になった場合に使用可能な選択肢となっているよう、年末までに運用上の準備を整えるため非常に精力的に取り組んでいる」と語った。

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