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足元の円安要因、一概に申し上げるのは難しい=鈴木財務相

ロイター / 2024年4月12日 12時6分

 4月12日、鈴木俊一財務相は衆院財務金融委員会で、日銀によるマイナス金利解除など金融緩和の修正は円高に振れる要因だが、為替相場は様々な要因で動くため、足元の円安の要因は一概には言えないと述べた。写真は新潟で昨年5月撮影(2024 ロイター/File Photo)

Yoshifumi Takemoto

[東京 12日 ロイター] - 鈴木俊一財務相は12日の衆院財務金融委員会で、日銀によるマイナス金利解除など金融緩和の修正は円高に振れる要因だが、為替相場は様々な要因で動くため、足元の円安の要因は一概には言えないと述べた。階猛委員(立憲)への答弁。

鈴木財務相は日銀が3月に決めたマイナス金利解除を含む大規模な金融緩和の修正について「金利差縮小で円高に振れる要因はある」と指摘したが、為替相場を動かすのは「金融政策の変更要因はあるが、国際収支や物価、市場参加者のセンチメント、投機的な動きなどがある」と列挙し、「足元の円安の要因を一概に申し上げるのは難しい」と述べた。

階委員は名目金利と期待インフレ率の差である実質金利がマイナスであることが資本対外流出などを通じた円安要因でないかと質問。鈴木財務相は「実質金利は為替に影響するファンダメンタルズのひとつ」とした上で「実質金利がマイナスであるのは、その通り」と答弁した。

日銀の金融政策については「日銀の責任において決めるもので、日銀の独立性を尊重したい」と述べた。

足元の為替円安について「為替の動きは安定的に推移するのが望ましい。急激な変化は望ましくない」と改めて言及。「行き過ぎた為替の動きにはあらゆるオプションを排除せず適切に対応する」と語った。

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