米FRB理事候補の2氏、公聴会控え声明 金融政策の手がかり示さず
ロイター / 2020年2月13日 13時33分
2月12日、v米連邦準備理事会(FRB)理事に指名された元欧州復興開発銀行米国代表であるジュディ・シェルトン氏とセントルイス連銀調査局長のクリストファー・ウォラー氏の両エコノミストは、声明文を公表したものの、金融政策に対する自らの見解について、ほとんど手掛かりを示さなかった。写真はワシントンで昨年3月撮影(2020年 ロイター/Leah Millis)
[12日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)理事に指名された元欧州復興開発銀行米国代表であるジュディ・シェルトン氏とセントルイス連銀調査局長のクリストファー・ウォラー氏の両エコノミストは、12日に声明文を公表したものの、金融政策に対する自らの見解について、ほとんど手掛かりを示さなかった。
上院銀行委員会は13日に両氏の指名公聴会を開く。トランプ大統領はFRBに大幅な利下げを求めており、両氏の指名は好ましい金融政策につなげる取り組みの一環とみられている。
シェルトン、ウォラー両氏は金融の安定を後押しする政策を推進し、FRBの完全雇用・物価安定という目標の達成を支援すると宣言。FRBを監督する議会に対するFRBの説明責任を強調した。
ただ、ウォラー氏はFRBの独立に関する概念に言及。FRB入りする前にはこのテーマについて学んでいたことを強調した。また、FRBの政策がどのように影響するかについて地域社会の人々と議論したことがあるとも指摘。そこで聞いた意見が「政策とその結果に関する自身の考え方に影響した」と述べた。
一方、FRBをたびたび批判してきたシェルトン氏は、指名を受けて以来利下げへの支持を表明していたが、今回の声明文ではこうした見解を繰り返さなかった。
同氏は「理事として知的多様性に貢献したいと考えており、サウンド・マネーとサウンド・ファイナンスを推進するため同僚と協調して職務に励む」とした。「サウンド・マネー(健全なマネー)」は金本位制にしばしば関連した言葉で、同氏は金本位制への復帰を支持してきた。
この記事に関連するニュース
-
英中銀が金利据え置き、総裁「正しい方向」 6月利下げ否定せず
ロイター / 2024年5月9日 23時59分
-
香港中銀、政策金利据え置き 米FRBに追随
ロイター / 2024年5月2日 13時53分
-
米雇用市場オーバーヒートでFRB「再利上げ」も 円安はもう止まらないのか? 4月米雇用統計 詳細レポート
トウシル / 2024年5月1日 14時17分
-
焦点:FRB「次の一手」、物価高止まりと大統領選接近で難しさ増すタイミング
ロイター / 2024年4月30日 9時4分
-
焦点:ECB利下げは「年内に複数回」、理事会メンバーの大勢が想定
ロイター / 2024年4月23日 12時53分
ランキング
-
1飲むヨーグルトが「乳酸菌バブル」でジリ貧の理由 市場は逆転寸前、かつての人気を取り戻せるか
東洋経済オンライン / 2024年5月19日 7時20分
-
2東京から新幹線…「新神戸」よりも、一駅先の「西明石」まで買った方がおトク!? JR往復割引「601キロ」のカラクリ
まいどなニュース / 2024年5月19日 8時2分
-
3ローソン、コーヒーなどの「濃さ」選べる仕様に 背景に“客離れ”回避
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年5月19日 8時0分
-
4都内「自転車が命がけ!」危険スポット5選 「左折車こわっ!」「マジで、ここ進むの…?」
乗りものニュース / 2024年5月19日 8時12分
-
5消えゆく「回転レストラン」…80年代には全国50店→再開発・老朽化で数店舗に
読売新聞 / 2024年5月18日 15時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください