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米連邦裁、国防総省とマイクロソフトの契約履行を一時差し止め

ロイター / 2020年2月14日 8時7分

 2月13日、米国防総省が最大100億ドル規模のクラウド事業で米マイクロソフト<MSFT.O>と契約を結んだことを巡り、アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>が契約履行の保留を申し立てていた訴訟で、連邦裁判所はアマゾン側の訴えを認め、契約履行の一時差し止めを命じた。写真は国防総省の紋章。1月撮影。(REUTERS/Al Drago)

[ワシントン 13日 ロイター] - 米国防総省が最大100億ドル規模のクラウド事業で米マイクロソフト と契約を結んだことを巡り、アマゾン・ドット・コム が契約履行の保留を申し立てていた訴訟で、連邦裁判所は13日、アマゾン側の訴えを認め、契約履行の一時差し止めを命じた。

国防総省のクラウド契約の受注競争では当初はアマゾンが優位とみられていたが、最終的にはマイクロソフトが事業者に選定された。

アマゾンは、トランプ政権による「不適切な圧力」がマイクロソフトの受注につながったとして、米政府を提訴。さらに、裁判の結果が出るまで国防総省とマイクロソフトの契約履行の保留を求める申し立てを裁判所に提出していた。

トランプ大統領はアマゾンのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)を公の場で嘲笑し、アマゾンを繰り返し批判している。ベゾス氏は、トランプ氏に批判的な米紙ワシントン・ポストのオーナーでもある。

アマゾンは今回、契約履行の一時差し止めを勝ち取ったが、国防総省とマイクロソフトの契約を撤回できるかは不明。

国防総省の報道官は、今回の決定に失望したが、マイクロソフトとの契約に自信を持っているとコメントした。

アマゾン株は0.4%安で終了。マイクロソフト株も0.5%安で終了した。

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