石油市場の見通し不透明、コロナワクチン普及などで=IEA
ロイター / 2021年1月14日 1時33分
国際エネルギー機関(IEA)高官は13日、新型コロナウイルスワクチンへの反応や供給ペースなどの要因によって石油市場の見通しが不透明になっており、石油生産者は需給均衡に向け前例のない課題に直面していると述べた。テキサス州ラビング郡で2019年11月撮影(2021年 ロイター/Angus Mordant)
[ロンドン 13日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)のエネルギー供給見通し・投資部門責任者、ティム・グールド氏は13日、新型コロナウイルスワクチンへの反応や供給ペースなどの要因によって石油市場の見通しが不透明になっており、石油生産者は需給均衡に向け前例のない課題に直面していると述べた。
討論会で「生産者は今後どうなるのかという大きな不確実性に直面している」と指摘。「景気回復という観点からだけでなく、ワクチンに関する各国の信頼度など通常では必ずしも見られない要因もある」とした。
新型コロナのパンデミック(世界的大流行)を受け、一部では世界の石油需要がピークに近い、またはすでに2019年にピークを付けたとの見方があるが、グールド氏はこれを否定。「経済の成長・回復によって石油需要は遅かれ早かれ19年水準に戻るだろう。20年代は石油需要の増加が見られる最後の10年になる」と語った。
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