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アフリカの公衆衛生機関、エムポックスの感染拡大で緊急宣言

ロイター / 2024年8月14日 8時19分

 8月13日、アフリカ連合(AU)の疾病対策センター(CDC)は、コンゴから近隣諸国に感染が拡大したエムポックス(サル痘)を巡り「公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。写真はコンゴ民主共和国のゴマ付近でエムポックスの検査をする看護師。7月19日撮影(2024年 ロイター/Arlette Bashizi)

Jessica Donati

[13日 ロイター] - アフリカ連合(AU)の疾病対策センター(CDC)は13日、コンゴから近隣諸国に感染が拡大したエムポックス(サル痘)を巡り「公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。

アフリカCDCは先週、エムポックスの急速な感染拡大について警告していた。エムポックスはほとんどの場合は軽症だが、死に至ることもある。

アフリカCDCのカセヤ事務局長は会見で「我々は本日、大陸の安全に関する公衆衛生上の緊急事態を宣言し、我々の機関、集団的意志、資源を動員して迅速かつ断固たる行動を取る」と述べた。

アフリカ大陸には1000万回分以上のワクチンが必要だが、供給可能なのは20万回分程度しかないと述べた。アフリカ大陸への供給を早急に増やすよう努力すると表明した。

「2024年の300万回分を皮切りに、アフリカで1000万回分以上を確保する明確な計画がある」と説明したが、ワクチンの調達先については明らかにしなかった。

今年に入りアフリカ大陸で1万5000件以上のエムポックスの症例と461人の死亡が報告されており、昨年の同時期と比べて160%の増加となっている。症例が報告されている国は計18カ国に上る。

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