独連銀総裁「強い銀行必要」、ウニクレディトとコメルツ銀念頭に

　９月１３日、欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会メンバーのナーゲル独連邦銀行（中銀）総裁は、国内公共ラジオとのインタビューで、いかなる銀行合併もビジネスモデル次第であり、競争力を高めるものでなければならないと述べた。写真はコメルツ銀のロゴ。２０１７年２月、フランクフルトで撮影（２０２４年　ロイター/Ralph Orlowski）

[ベルリン １３日 ロイター] - 欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会メンバーのナーゲル独連邦銀行（中銀）総裁は１３日、国内公共ラジオとのインタビューで、いかなる銀行合併もビジネスモデル次第であり、競争力を高めるものでなければならないと述べた。

ドイツ国内では、伊大手銀行ウニクレディトが独コメルツ銀行買収に向けた「最初の一手」を打ったことで、銀行業界の将来を巡る議論が再燃している。

ナーゲル氏はこうした動向を念頭に「強くてしっかりした銀行が必要なのは明らかだ」と指摘。全ての当事者が責任ある行動を取ると確信していると述べた。