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マスク氏とトランプ氏の関係、宇宙開発競争への脅威にならず=ベゾス氏

ロイター / 2025年1月14日 1時3分

米実業家ジェフ・ベゾス氏(写真)は、宇宙企業スペースXを率いるイーロン・マスク氏がトランプ次期米大統領との緊密な関係を利用し、ベゾス氏の宇宙企業ブルーオリジンを脅かすとは考えていないという認識を示した。2017年4月撮影(2025年 ロイター/Isaiah J. Downing)

[ケープカナベラル(米フロリダ州 13日 ロイター] - 米実業家ジェフ・ベゾス氏は、宇宙企業スペースXを率いるイーロン・マスク氏がトランプ次期米大統領との緊密な関係を利用し、ベゾス氏の宇宙企業ブルーオリジンを脅かすとは考えていないという認識を示した。次期政権の宇宙開発計画について「非常に楽観的」とも述べた。

ベゾス氏は12日に行ったロイターとのインタビューで、トランプ氏を支援しているマスク氏が「私利私欲ではなく、公共の利益のために行動している」と言明していることに言及し、「言葉通り信じている」と語った。

マスク氏はこれまでに、米国は月よりも火星の探査を優先すべきという考えを示しているほか、トランプ氏も火星探査に前向きとみられている。そのため業界内では米航空宇宙局(NASA)の宇宙探査計画に大きな変化が生じるのではないかという懸念も台頭している。

ベゾス氏は「私見では両方行うべきだ。月に行く必要があり、火星にも行くべきだ」と述べた。同時に「物事を開始した後中止すべきではない。われわれは確実に月面着陸計画を継続すべきだ」とした。

ブルーオリジンは13日、予定されていた大型ロケット「ニューグレン」の打ち上げを延期すると発表した。打ち上げはこれまでに数回にわたり延期されており、少なくとももう1日延期される予定という。

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