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豪・ニュージーランド、感染者の伸び縮小でも規制緩和に慎重姿勢

ロイター / 2020年4月13日 14時58分

<description role="descRole:caption"> 4月13日、ニュージーランドとオーストラリアの当局者は、ソーシャル・ディスタンス(社会的距離)ルールの緩和や経済活動の再開には時期尚早との認識を示した。写真はシドニーで6日撮影(2020年 ロイター/Loren Elliott) </description>

[メルボルン 13日 ロイター] - ニュージーランドとオーストラリアの当局者は13日、ソーシャル・ディスタンス(社会的距離)ルールの緩和や経済活動の再開には時期尚早との認識を示した。

両国の新規感染者数の伸びは大幅に縮小している。感染拡大防止策としてニュージーランドは幅広くロックダウン(都市封鎖)を実施、オーストラリアも多くの活動を厳しく制限している。

オーストラリアのハント保健相は、感染増加のカーブはなだらかになっているものの、規制の緩和は時期尚早と発言。テレビで「現状を維持し、自主隔離やソーシャル・ディスタンシングを継続するべきだ。こうすることで、増加の勢いが確実に抑えられる」と述べた。

またニュージーランドのアーダーン首相は、全国的な封鎖措置と緊急事態宣言を延長するかどうかを20日に発表する方針。「ニュージーランドの感染者数は少ないかもしれないが、ウイルス封じ込めに成功しているという意味ではない」と慎重な姿勢を示した。

ニュージーランドでは13日時点で新型コロナ感染による死者が5人、新規感染者数は15人で4月上旬の6分の1にとどまっている。累計の感染者数は1064人。

オーストラリア保健省によると、同国の13日の新規感染者は33人。過去1カ月で最も少なく、2週間前の10分の1を下回る水準だった。累計感染者数は6322人、死者は61人。

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