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5歳未満の死亡数、2022年は過去最低 改善の歩みは鈍化=国連

ロイター / 2024年3月13日 12時53分

 国連が13日公表した最新の報告書によると、世界の5歳未満の子どもの死亡数は2022年に490万人となり、過去最低を記録した。米ニューヨークの国連本部で2022年3月撮影(2024年 ロイター/Carlo Allegri)

[ロンドン 13日 ロイター] - 国連が13日公表した最新の報告書によると、世界の5歳未満の子どもの死亡数は2022年に490万人となり、過去最低を記録した。死亡数は減ったが、なお6秒に1人が亡くなっていたことになる。

5歳未満の死亡率は2000年以降にほぼ半減した。一方、30年までにこの年齢層で予防可能な死亡を減らすとの目標は達成が遅れており、15年以降、改善の歩みが鈍っている。

国連児童基金(ユニセフ)、国連人口部、世界保健機関(WHO)と共同で報告書をまとめた世界銀行の保健・栄養・人口担当ディレクター、パブロ・ウリベ氏は今回のデータについて、「重要な節目だが、断じて十分はない」と述べた。

状況は国によって異なり、カンボジア、マラウイ、モンゴルなどでは2000年以降、5歳未満の死亡数が75%以上減った。

22年は乳児と5歳未満の子どもの死亡がサハラ以南のアフリカ諸国に集中。この地域は出生数が世界の30%にすぎないが、5歳未満の死亡数では57%を占めた。南アジアは死亡者数と出生数の割合がいずれも全体の約4分の1だった。また5歳未満の死亡の約半数が新生児だった。

死亡は概ね早産、肺炎や下痢など、予防や治療が可能な原因によるものだった。国連は、気候変動、格差の拡大、紛争や新型コロナウイルス感染症の長期的な影響などが改善傾向に水を差す可能性はあるが、初期診療と地域の医療従事者へのアクセスが改善されれば、見通しは大幅に良くなると指摘した。

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