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スマホのバッテリー切れでもSuicaで改札通過できる? iPhoneで検証してみた

ITmedia Mobile / 2024年4月27日 10時5分

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スマートフォンのバッテリー切れにより、モバイルSuicaで改札を通過できないのではないか? との疑問をX(旧Twitter)などで見かける

 「モバイルSuica」で改札を通れない理由の1つに「スマートフォンなどのバッテリー切れ」が挙がるが、実際はどうなのだろうか。結論からいえば、端末のバッテリーが全く空になるとモバイルSuicaで改札を通過できない。ただ、端末によってはわずかに余った電力で、起動せずとも改札を通過できる場合がある。

 スマートフォンなどで利用できるモバイルSuicaは、物理的なカードとは異なり、データの読み取り/書き出しの際に端末のバッテリーからの電力を使用する。そのため、バッテリーが全くない状態では、改札を通過できない。

 そこで、どのような端末であれば、バッテリー切れでも、改札を通過できるのか、実機を用いた検証込みでまとめる。

●Androidスマートフォンはどうなのか

 モバイルSuicaかつおサイフケータイ対応のAndroidスマートフォンは、バッテリー不足により電源が切れてしまっても、おサイフケータイの最小限機能(カードの読み書き)を実行できる程度のバッテリー容量を残すため、鉄道やバスの乗り降り程度なら、バッテリー切れからしばらくの間は改札を通過できる。

 バッテリーが切れた後、何度もおサイフケータイ機能を利用してしまうと、さすがに最小限機能の実行に必要なバッテリー残量もなくなり、改札を通過できなくなる。完全放電の場合も同様だ。

●iPhoneはどうなのか

 では、多くの日本人が所有するiPhoneはどうだろうか? 前提として、iPhone向けのSuicaは日本国内で2016年9月に発売されたiPhone 7、iPhone 7 Plus、Apple Watch Series 2以降で利用できることに触れておく。

 2018年に発売されたiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XRは「予備電力機能付きエクスプレスカード」が使える旨がApple公式ページなどで説明されていた。

 予備電力機能付きエクスプレスモード対応iPhoneでは、バッテリー切れが近づくとiOSをシャットダウンする代わりに、エクスプレスカードを最長5時間利用できるようにするため、バッテリー不足で電源が切れてしまったiPhoneでも改札を通過できる。

 エクスプレスカードは、Apple Payに登録したICカードを認証なしで利用できるようにする「エクスプレスモード」に対応したカード。「設定→ウォレット と Apple Pay→エクスプレスカード」で、よく使うモバイルSuicaがエクスプレスカードに設定されているかどうか確認しましょう。

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