フォードとマツダ、タカタ製エアバッグ車所有者に改めて注意喚起
ロイター / 2024年8月14日 10時6分
8月13日、米自動車大手フォード・モーターとマツダは、重症ないし致命傷を引き起こす恐れがあるタカタ製エアバッグとインフレーター(ガス発生装置)を搭載する車両を修理せずに使用しているドライバーに対し改めて注意を喚起した。ニューヨーク・マンハッタンで3月27日撮影(2024年 ロイター/David Dee Delgado)
[13日 ロイター] - 米自動車大手フォード・モーターとマツダは、重症ないし致命傷を引き起こす恐れがあるタカタ製エアバッグとインフレーター(ガス発生装置)を搭載する車両を修理せずに使用しているドライバーに対し改めて注意を喚起した。
米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は以前、衝撃を受けた車両内でエアバッグインフレーターが破裂し、鋭利な金属片が飛散してドライバーや同乗者を直撃する可能性があると警告した。
これまでに実施したリコールの対象にはピックアップトラック「レンジャー」、スポーツカー「マスタング」と「GT」、セダン「フュージョン」と、「エッジ」を含むSUV(スポーツタイプ多目的車)の一部のモデルが含まれている。
フォードによると、全世界で自社の車両で約76万6500個の当該エアバッグインフレーターが未修理のまま使われている。このうち約37万4300個が米国内の車両に搭載されている。
フォードは対象車両の所有者に、直ちにディーラーに連絡して修理を依頼するよう呼びかけている。
一方、マツダは米国で、クロスオーバー車「CX─7」、スポーツカー「RX8」など約8万3000台が未修理のまま使用されていると推計している。7月にはドイツ自動車大手BMWがこの問題で、米国で約39万4000台をリコール(回収・無償修理)した。
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