豪CBA、6月期通期キャッシュ利益は3%減 高金利の影響を警告
ロイター / 2024年8月14日 11時3分
Sameer Manekar
[14日 ロイター] - 豪銀最大手オーストラリア・コモンウェルス銀行(CBA)が14日発表した6月期通期決算は、税引き後キャッシュ純利益が過去最高だった前年から約3%減少し、98億4000万豪ドル(65億2000万ドル)となった。LSEG予想の96億8000万豪ドルは上回った。
一方、高金利が経済に影響を与え、家計所得を圧迫していると警告。マット・カミン最高経営責任者(CEO)は年次決算報告書で「オーストラリアは依然として好位置にあるが、生産性、住宅価格、世界的な不確実性を巡る下振れリスクは続いている」と指摘した。
同行は「多くのオーストラリア国民は生活費の圧迫と家計の実質可処分所得の減少に引き続き悩まされている」と指摘。返済が90日以上遅れている住宅ローンは6月末時点で全体の0.65%と、昨年12月末時点から13ベーシスポイント(bp)上昇した。
純金利マージン(NIM)は8bp低下し1.99%。ただ、コンセンサス予想の1.97%を上回った。
E&Pフィナンシャルのエグゼクティブディレクター、アジブ・カーン氏は予想を上回るNIMを受け、今期と来期の利益コンセンサス予想が3─6%引き上げられる可能性があると見込む。
また、CBAは過去最高となる1株当たり2.50豪ドルの最終配当を発表。ビジブル・アルファのコンセンサス予想は2.40豪ドルだった。
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