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日経平均は3日続伸、米株高を好感 首相不出馬で不安定な場面も

ロイター / 2024年8月14日 15時40分

 8月14日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比209円92銭高の3万6442円43銭と3日続伸して取引を終えた。写真は6日、東京証券取引所で撮影(2024年 ロイター/Willy Kurniawan)

[東京 14日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比209円92銭高の3万6442円43銭と3日続伸して取引を終えた。朝方は米株高を好感して買いが優勢だったが、岸田文雄首相が9月の自民党総裁選に不出馬と伝わると、為替が円高に振れたことに連れて上げ幅を縮め、やや不安定な値動きとなった。

日経平均は303円高で寄り付いた後、一時451円高の3万6683円89銭に上げ幅を広げた。米フィラデルフィア半導体指数(SOX)の上昇を受けて、半導体関連株に買いが先行した。前場の中盤に首相が自民総裁選に不出馬との意向が報じられると、株はわずかに強含んだ後、為替が円高方向に振れる中で上げ幅を削り、マイナスに転じた。前日の大幅高もあって、戻り待ちや利益確定の売りが強まった。

もっとも、現時点で株価が積極的に自民総裁選の織り込みを進めたとの見方は多くない。市場では「為替の円高に連れた面があるが、候補者などがもう少しはっきり見えてこないと本格的な物色は進みにくい」(UBS SuMi TRUSTウェルス・マネジメントの小林千紗日本株ストラテジスト)との声が聞かれた。

米国で消費者物価指数(CPI)の発表を控える中、午後は模様眺めが強まり、前日の終値を挟んだ値動きが長かった。 TOPIXは1.11%高の2581.9ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1.11%高の1328.81ポイントだった。プライム市場の売買代金は4兆7016億5000万円だった。東証33業種では、値上がりは輸送用機器や保険、非鉄金属など31業種、値下がりは精密機器と倉庫・運輸関連の2業種だった。 トヨタ自動車がしっかり。ソフトバンクグループ、リクルートホールディングスは堅調だった。一方、東京エレクトロンやファーストリテイリングは軟調。日東電工はさえなかった。新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.89%高の592.9ポイントと、6日続伸した。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1223銘柄(74%)、値下がりは369銘柄(22%)、変わらずは54銘柄(3%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 36442.43 209.92 36535.6 36,074.71─36,683.89

TOPIX 2581.90 28.35 2571.98 2,561.42─2,598.51

プライム指数 1328.81 14.61 1321.95 1,318.29─1,337.00

スタンダード指数 1199.66 9.61 1194.68 1,190.72─1,202.04

グロース指数 763.87 13.61 752.57 747.27─764.36

グロース250指数 592.90 10.98 583.89 579.35─594.06

東証出来高(万株) 197924 東証売買代金(億円) 47016.5

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