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銀行・信金の貸出、12月は+3.1% 地銀・第二地銀は初の300兆円台

ロイター / 2025年1月14日 9時30分

Takahiko Wada

[東京 14日 ロイター] - 日銀が14日に発表した2024年12月の貸出・預金動向によると、銀行・信金計の貸出平残は前年比3.1%増の633兆2089億円だった。伸び率は前月の2.9%を上回り、残高も2000年1月以降の最高を更新した。M&A(企業の合併・買収)関連や不動産関連、経済活動の改善に伴う資金需要が続いている。地銀・第二地銀の貸出平残は1991年7月以降で初の300兆円台となった。

業態別にみると、都銀等が3.0%増の254兆2183億円で、伸びは前月の2.9%を若干上回った。地銀・第二地銀は3.7%増の300兆9787億円。経済活動の改善に伴う貸出や不動産業向け、M&A関連に加え、コロナ下のゼロゼロ融資の返済がなくなりつつあることも残高の押し上げ要因になった。信金は0.9%増だった。

預金平残は、都銀・地銀・第二地銀の3業態と信金の合計で前年比1.4%増の1050兆6971億円だった。

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