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米ファイザー、肥満症治療経口薬の開発に全力で取り組む=CEO

ロイター / 2025年1月14日 10時51分

米製薬大手ファイザーのアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は13日開かれたJPモルガン主催のヘルスケア会議で、同社は肥満症治療薬の開発に全力で取り組んでおり、この分野の専門家を増員していると明らかにした。写真は2022年12月、ベルギーのプールスで撮影(2025年 ロイター/Johanna Geron)

[13日 ロイター] - 米製薬大手ファイザーのアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は13日開かれたJPモルガン主催のヘルスケア会議で、同社は肥満症治療薬の開発に全力で取り組んでおり、この分野の専門家を増員していると明らかにした。

ブーラ氏は、こうした専門家らが同社の「より良く、しっかりとした根拠に基づく」意思決定を支援していると指摘。開発中の1日1回服用するタイプの肥満症治療の経口薬「ダヌグリプロン」について、今年下半期に後期臨床試験を開始できるとの見通しを示した。

ファイザーはダヌグリプロンを通じて、肥満症治療薬市場で現在、圧倒的なシェアを握る米イーライリリーの「ゼップバウンド」やデンマーク製薬大手ノボノルディスクの「ウゴービ」といった注射剤に代わる、より便利な選択肢を患者に提供することを目指している。イーライリリーとノボノルディスクもそれぞれ肥満症治療経口薬を開発している。

ブーラ氏はダヌグリプロンが競争力のある製品になると期待していると発言。開発が予定通りに進めば、同薬がイーライリリーに次いで2番目に市場投入される可能性があると付け加えた。

同氏はまた、GLP─1受容体作動薬と呼ばれるクラスに属するウゴービやゼップバウンドのような注射薬を取得することについて、「恐らく少し遅すぎるため」ファイザーの利益にはならないとの見方を示した。

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