中国碧桂園の23年決算は1784億元赤字 20日に清算申し立て訴訟審理
ロイター / 2025年1月15日 7時50分
1月14日、一部債権者から清算申し立て訴訟を起こされている中国不動産大手、碧桂園が、公表を延期していた2023年通期決算と暫定の24年通期決算見込みを明らかにした。写真は天津で工事中の住宅。2023年8月撮影(2025年 ロイター/Tingshu Wang)
Clare Jim
[香港 14日 ロイター] - 一部債権者から清算申し立て訴訟を起こされている中国不動産大手、碧桂園が14日、公表を延期していた2023年通期決算と暫定の24年通期決算見込みを明らかにした。
23年は純損益が1784億元の赤字、24年1―6月は128億元の赤字と報告。24年通期は、利益率の改善や販売管理費用の減少などから、赤字額が489億元に縮小するという。
24年6月末時点で利払い負担を伴う債務総額は2502億元、保有する現金・現金同等資産は67億元だった。
碧桂園は23年終盤に110億ドルのオフショア債のデフォルト(債務不履行)が発生した後、23年通期決算などの発表を先送りし、香港上場株が24年4月2日以降売買停止となっている。
同社は株式について、新たな発表があるまで引き続き売買は停止されると述べたが、それ以上の詳しい説明はしなかった。
香港の裁判所は、清算申し立て訴訟に関して20日に審理を行う予定。碧桂園は清算命令回避に向けた動きを進めており、既に提示したオフショア債の再編案を巡って銀行団との間で「了解」に達したとしている。
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