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米航空業界、今夏の旅客数は前年比6.3%増で過去最高と予想

ロイター / 2024年5月15日 12時38分

 5月14日、米大手航空会社航空関連の業界団体エアラインズ・フォー・アメリカ(AFA)は、今年の夏の旅客数が前年比6.3%増の2億7100万人と過去最高を記録すると予想した。写真は米ニューヨークの空港で昨年3月撮影(2024 ロイター/Chris Helgren)

David Shepardson

[ワシントン 14日 ロイター] - 米大手航空会社航空関連の業界団体エアラインズ・フォー・アメリカ(AFA)は14日、今年の夏の旅客数が前年比6.3%増の2億7100万人と過去最高を記録すると予想した。

AFAによると、この夏(6月1日─8月31日)の1日当たりの便数は前年比5.6%(約1400便)増の2万6000便以上を予定している。昨年の旅客数は2億5500万人だった。

アメリカン航空はこの夏に便数を10%増やす。ユナイテッド航空は5月23日─28日のメモリアルデー休暇中の旅客数は前年比約10%増の300万人と過去最高に達すると予想し、デルタ航空はメモリアルデーの週末の旅客数を前年比5%増の約300万人と見込んでいる。

米連邦航空局(FAA)は航空管制官の不足の解消に苦慮。一部の航空会社は昨夏、混雑問題に対処するために自主的に減便した。

こうした中でFAAは3月、ニュージャージー州ニューアーク空域の管制を6月30日までにフィラデルフィアに移管して人員とニューヨーク首都圏空域の混雑問題に対処すると発表した。

複数の航空管制施設で、管制官らは人手不足を補うため、強制残業や週6日勤務を強いられている。FAAの人員は目標を約3000人下回っており、昨年秋に発表した認定管制官の数は約1万0700人と前年比ほぼ横ばいだった。

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