豪就業者数、7月は予想以上に増加 失業率は2年半ぶり高水準
ロイター / 2024年8月15日 13時36分
Stella Qiu Wayne Cole
[シドニー 15日 ロイター] - 豪連邦統計局が15日発表した7月の雇用統計は、就業者数が2カ月連続で予想を上回った。一方、失業率は引き続き上昇し、労働参加率は過去最高を記録した。
7月の就業者数は5万8200人増加。6月は5万2200人増、市場予想は2万人増だった。フルタイムの就業者数は6万0500人増となり、3カ月連続で増加した。
一方、失業率は4.2%で、2022年序盤以来の高水準となり、予想の4.1%を上回った。労働参加率は過去最高の67.1%。労働時間は0.4%増加した。
市場では年内の利下げ観測が後退、11月の利下げ確率は発表前の55%から45%に低下した。豪ドルは0.2%高の0.6610米ドル、3年債先物は上げ幅を縮小した。
オーストラリア統計局の責任者ケイト・ラム氏は「新型コロナウイルスの感染拡大前と比較すると雇用と労働参加率の指標は歴史的高水準だ。一方、失業と不完全雇用の指標は歴史的低水準にとどまっている」と述べ、「これは労働市場が依然としてかなり逼迫していることを示唆している」と説明した。
オーストラリア準備銀行(中央銀行)は11月以降金利を据え置いている。
中銀は労働市場が依然としてやや逼迫していると考えており、これが、前四半期に3.9%だった基調インフレ率が目標レンジ内に戻るのは2025年末になるとの予想理由の一つとなっている。
7月の就業者数は前年比3.2%増加し、伸び率はコロナ禍前の平均の約2倍となった。労働人口は前年比3.8%増加した。
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズのAPACエコノミスト、クリシュナ・ビマバラプ氏は統計について「われわれのハト派的な予想に反する内容だった」と指摘。
「インフレ率が低下し、失業率が上昇する中、豪中銀が追加利上げを検討する必要性は低いかもしれないが、それでも予想より長期にわたり政策金利を(現行の)4.35%に据え置く可能性がある」と述べた。
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